突然打ち上げられる試し花火は、流れ星の如し
市川三郷について
地元民・リピーターによるおすすめポイント!!
- 8月7日の花火の日は「神明の花火」の日!
- 四尾連湖は東京スカイツリーより高い場所にある神秘の湖。
- 地元野菜の美味しさを地元民の料理で!
日本の夏の風物詩といえば花火。
市川三郷町は花火の町として知られています。夏に開催される「神明の花火」は、大輪の二尺玉を含む約2万発の花火が打ち上げられ、クオリティーの高さは全国の一流花火師からも日本一の花火大会であると推奨されるほど。
この地の花火の歴史を紐解くと、平安時代に始まった紙作りの歴史と、戦国時代の武田氏の軍事用狼煙作りに辿り着きます。
和紙と花火の関係をすぐに思いつく方は、かなりの玄人!和紙は花火の火薬を包むために欠かせないものなのです。
市川三郷町の花火文化は独特で、花火作りを専門の職としない一般の人々、いわば素人も自由に花火を作っていた歴史があったとか。
日本各地の花火大会にも招聘される花火工場が二軒もある花火の町ならではの楽しみがあります。
それは、花火の試し打ち。今か今かと打ち上げられるのを待つ花火大会もよいけれど、予期せず、しかも季節関係なく見られる花火は、流れ星を見つけるのと同じくらい感動的です。
季節関係なく楽しめると言えば、標高880mの山中にひっそりと存在する「四尾連湖(しびれこ)」もお薦め。
「四つ尾が連なる湖」なんて、ネッシーのようなUMAが湖底に棲んでいそうな湖には、やはり龍神伝説があり、雨乞い信仰の湖としても知られています。しかも、水を供給する川も排出する川もないのに、水位が変わることがほとんどなく、いつ、どのようにできたのかも科学的に解明されていないという不思議な湖なのです。
全周囲を森で囲まれた四尾連湖は、静寂に包まれ、その美しさに時間が経つのを忘れてしまいます。
早朝は霧、夜は漆黒の闇に包まれる湖。そんな神秘的な湖畔でキャンプしてみたくなりませんか?ボートやカヌーで湖の真ん中まで行き、ただただぼーっと時を過ごすのも、禅の世界に通じるかも。
そうそう、忘れてはいけないのは、市川三郷の土で作られる野菜たち。
「のっぷい」と呼ばれる柔らかくて、きめが細かく、栄養分や水分を豊富に含んだ土で育った農産物は極上の味です。
長さ80~120センチもある「大塚にんじん」や、糖度 15 度以上という桃をも超える甘さをもつトウモロコシ「甘々娘(かんかんむすめ)」を「道の駅富士川」で見つけたら、迷わずゲットすべし!