端場坊
Warning: Undefined array key 0 in /home/szac/minamiyamanashi.com/public_html/wp-content/themes/swell/classes/Utility/Get.php on line 805
終わりは新たな始まりだ!
地元民によるおすすめポイント!!
- 高台に位置し、久遠寺まで徒歩5分。夜には満点の星空も!
- 宿坊に泊まる=プチ修行+お坊さんと話ができる!
- お寺の日常を体験するって、実は非日常を体験することだったりする。
「端(はし)の場所の坊」と書いて「端場坊」。
身延山の東谷の最奥に位置している「端場坊」さんの起源は古く、日蓮聖人の主治医でもあった鎌倉時代の武士、四條金吾頼基公が1280年に開いたお寺です。
身延山内の宿坊で唯一七面山頂が望め、七面山の敬慎院と全く同じ七面大明神像もお祀りしています。
現在の住職、林是乾上人は、なんと50代目!
50人がバトンを引き継ぎ、至っている現在。現在とは、過去に目を向ければ最後の場所であることに気付きます。
と同時に、未来に目を向ければ始まりの場所。
歴史の重みを感じながら、未来の自分への一歩を踏み出せる場所。それが、「端場坊」さんかもしれません。
740年の歴史を迎え、「TEMPLE HOTEL HABANOBO」として門戸を拡げましたが、中身は、昔のように「参籠」ができる場所でありたい、と是乾上人は仰います。
参籠(さんろう)とは、修行のために、神社や寺院などにある期間こもること。
身延山やその周辺に宿泊施設は数あれど、「端場坊」さんはお寺で寝泊まりすることを「修行」として経験したい人に最適です。
トイレに入ったら手を洗う。スリッパを脱いだら揃える。必要のない時には電気を消す。食べる物に気をつけ、感謝をしながら頂く…。
ごくごく普通に思えるような日常の1シーンも、それら一つ一つをきちんと正すことが、今話題のSDGsにも、感染症予防にもつながっていたんだなと気付かれると思います。
「端場坊」さんでの一日を紹介します。
チェックインは、可能な限り17時までに。
着いたら、まずお風呂に入ります。
入浴は、まさに水行代わり。(お風呂はもちろんお湯です!)
知ってましたか?お風呂に入るということは、6世紀に仏教の伝来と共に日本に伝えられた文化だったことを!仏教では、お風呂に入ることは「七病を除き 七福を得る」や「汚れを落とすことは仏に仕える者の勤め」であり大切な修行の一つであるそうです。
ちなみに、希望者には日蓮宗特有の水行も体験することができます。(要事前予約)
水行が初めての人でも安心。是乾上人が一緒にやってくれます。男性は褌、女性には行衣の用意がありますが、下に着るTシャツやハーフパンツ等は持参ください!
身の垢、心の垢を清めた後は僧侶の修行着「作務衣」に着替え。
お寺に参籠し、身延山という霊場で過ごしている感も増すので、滞在中は是非ともその装いで!
「精進料理」の夕食タイム。
端場坊さんでは出汁にも一切動物性のものを使っていません。
美食を諫め粗食を心掛ける、いただく命に感謝をするための大事な修行です。
19時半頃からは、「夜勤(やごん)」に参加。
是乾上人から、身延山の話や、仏教・お経についての話を聞き、また、実際にお経を読む体験もできます。
もちろん、日蓮宗の宗徒でなくても全く問題はありません。
お経というと、「お坊さんが唱えるもの」と思っている方も少なくないかもしれません。が、お経を目で追うことで脳トレになり、神仏に読み聞かせるイメージで声に出すことで気持ちもリフレッシュします!
その後は風の音、虫の音に耳を傾けながら心穏やかに瞑想、そして就寝。
朝は久遠寺の朝勤へ参加のため、4時40分に玄関集合。(夏季時間。冬季は30分遅れ)
是乾上人と一緒に徒歩で久遠寺へ向かいます。
夏季の朝勤は5時30分からですが、身延山内の宿坊に泊まっていることを最大限に活かして、5時の大鐘をつくところから参拝します。まだ境内に人がいない、霊気充満する早朝の身延山を五感で感じてください。
朝勤が終わったら、希望者は是乾上人の案内で身延山の散策も。
久遠寺~ご廟所~三門・菩提梯を巡る約一時間の「身延参歩」。清々しい朝のうちのお参りがおススメです!
充実した朝活でお腹も空きます。「端場坊」さんに戻ったら美味しい朝ごはんをどうぞ!
実は、是乾上人には秘密があります。それは、大のバイク好き!二輪だけに、趣味と布教の「両輪」とのこと。
「お寺」+「ライダー」=「オテライダー」
オートバイは前にナンバーがついてないのでどこから来たかもわからない。ヘルメットを被っているのでどこの誰だか分からない。けれども、同じ時間、同じ場所、しかもお互いが反対方向から来て通り過ぎるだけ。そんな一瞬のご縁なのに、相手の旅の無事を願って挨拶をする。
「手振り合うも 他生の縁」
これって、仏教の一期一会ですよね。
端場坊さんでは、ライダーなら分かる「YAEH(ヤエー)ステッカー」も貰えます。日本初のライダース宿坊としてバイクのご祈祷がついた「オテライダープラン」も始めたそうで、希望者は山梨のおススメツーリングルートを住職と共に廻ることも出来るそうです。
「Bike(バイク)でBye苦(バイク)!」という、実はダジャレ好きの一面も持つ是乾上人に癒されてください。
端場坊(はばのぼう)
住所 | 山梨県南巨摩郡身延町身延3493 |
電話 | 0556-62-0777 |
FAX | 0556-62-0207 |
ホームページ | https://www.habanobo.org/ |
https://www.facebook.com/身延山収玄院端場坊-111150187778667/ | |
https://www.instagram.com/habanobo/?hl=ja |